2012年09月07日

和歌山市の巨大流木の保存表現

久々に投稿です。第二回目です。

最近、紀の川で巨大流木が引き上げられたという面白そうなニュースを聞き、見物に行って来ました。
場所は、紀の川大堰の近くにありました。

巨大流木

間近にみれば見るほど大きく、思わず抱きつきたい衝動に駆られますが、
立入禁止の結界が張られており、断念しました。

樹齢は1000年超えるという話もあり、1000年前にはどこで生きていたのかを考えるとロマンを感じます。
近くによると、ヒノキの匂いがしたのは驚きです。

さて、この流木ずっとこの場所に置いてくれるとは思わないので、デジタル保存をしたいと思います。
なにかいい方法はないでしょうか?
まず、すぐに思いつくのは写真やビデオですね。
こういう方法もいいのですが、写真は一側面のみの保存であり、
ビデオは必要以上の情報量を保存してしまう欠点があります。

この欠点を補うのが、マイクロソフトが開発したphotesynthという技術です。
詳細はこちら) 

簡単にいえば、複数の写真同士を立体的に配置し、googleのストリートビューのようなものが実現できるシステムです。
展示会などのアーカイブ保存にもってこいです。

作成手順は非常に簡単で、

1:対象の写真をたくさんとる
2:photesynthのサーバへ写真をアップ

これだけで写真を自動的に解析して、作ってくれます。しかも無料です。素晴らしいです。

phptesynthは作成した後、写真同士のシンクロ率が表示されます。
このシンクロ率が低いと写真の配置が悪いことになります。これは撮り方がダメという事です。
何回か練習すれば、コツが分かるようになると思います。

ということで、出来上がったのがこれです。
木を中心に取り囲むようにして写真を100枚程撮っています。シンクロ率は100%でした。



  

Posted by 9makichi at 00:55Comments(0)photesynth