2013年10月10日

ウミホタルの採取方法

ウミホタルの採取方法
前回続き。

ウミホタルの採取の仕方について記述します。

方法1:砂浜から掴み取り

ウミホタル直取り

たくさん捕まえるのでなければ、波際で光っているウミホタルを手づかみします。
実はこれが一番手っ取り早く安全です。指でつまめばすぐ拾えます。
青く光っているのがウミホタルです。

方法2:仕掛けをセットして採取
大量に捕まえるためには、仕掛けが必須です。

参考資料)ウミホタルの仕掛け作り

仕掛けの構造は簡単です。
透明な容器に餌を入れて、蓋をしっかりしめる。
蓋には0.5mm程の穴を複数開けて、紐を通して、海底に沈めればOK

沈めてから15分後くらいに、引き上げれば、餌にくいついたウミホタルがわんさか見れます。
引き上げた瞬間に、容器が光りますので、採取できたかどうかはすぐに分かります。
ウミホタル仕掛け

仕掛けに侵入したウミホタルは、餌の中に入り込みますので、
通常は目の細かいネットを被せて、餌に入り込まないようします。

↓暗闇では青く光っていますが、ライトを照らすとウジャウジャいます。少し気持ち悪いですが、、

ウミホタル採取



拡大するとこんな感じです。↓ つぶら目がキュートです。
ウミホタル拡大

容器はガラス瓶は重くて沈みやすいですが、割れやすいので、プラスチック容器が安全です。
プラスチック容器の場合、沈ませるには、事前に容器内を水で満たしておくと沈みやすいです。


■ウミホタルの餌について

ウミホタルは食いしん坊(雑食性)のため、なんでも食べようと試みます。
牛や豚のレバーのくいつきがいいですが、肉の匂いが強烈なのでおすすめしません。
ちくわや鮭フレークなどが入手しやすく扱いも簡単です。
経験上、鮭フレークで釣れない時は、牛のレバーでも釣れません。


■仕掛けのセッティング場所

ウミホタルの採取方法

波が緩やかになりやすい防波堤や桟橋から仕掛けをセットします。
波風がゆるやかな時は、砂浜から仕掛けを遠投しても釣ることは可能。
片男波であれば、上記のような防波堤から仕掛けを吊るして採取可能です。


■採取する時間帯
ウミホタルは夜行性なので、日が沈んでから7時から8時頃に出現ピークを迎えます。
その頃に仕掛けを引き上げるのがベストです。なお深夜にも第二のピーク時期があるようです。
原因はわかりませんが、前はたくさん採れたのに全く釣れないこともあります。
その時は、ウミホタルの機嫌が悪いということで割りきりましょう。


■ウミホタルの飼育方法
ウミホタルを長期に渡って飼育するのは、難しいと思います。
エアポンプは必須で、海水または人工海水が必須になり、それなりに手間がかかります。
また波や外敵もいない箱庭環境になりますので、あまり発光しません。発光目当てで飼うとがっかりします。
これは経験談ですが、エアポンプをやめて、酸素の出る石を使うと短期間で全滅しますので気をつけてください。

当たり前ですが、飼育する場合は死ぬまでに責任をもって飼う。
途中で飼育を辞める場合は、採取した場所で放流することを守りましょう。

■ウミホタルの天の川
捕まえたウミホタルは、波打ち際で一斉にリリースする時が一番の醍醐味です。
たくさんのウミホタルが波に接触することで、一斉に発光して小さな天の川ができます、
目を奪われること間違いなしです。

ウミホタル 天の川


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 ウミホタル観察会 (2013-10-06 19:55)
Posted by 9makichi at 02:30│Comments(0)ウミホタル
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